…去る雲、おって(仮)…

DIY、感想文、日記。文章力上がったらいいなー。

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タマフル漬けの一日 -タマフル映画祭とタマフル THE MOVIE レビュー-

僕は今、意識が変性している。トリップ状態だ。とにかく今日起こったことを書く。

インデックス
  1.タマフル映画祭レビュー
  2.DVD「タマフル THE MOVIE」レビュー


1.タマフル映画祭レビュー
タマフル映画祭

この日を一か月前から、今か今かと待っていた。

15時に起床。半ニートの僕はまだまだ午前中な気分。それも7時から"俺たちの映画館"バルト9で開催されるタマフル映画祭の途中で眠くならないための準備である。
起きるなりにGalaxyS2にダウンロードしてあるシネハスポッドキャストを視聴、気分を高める。

ギリギリに新宿につき、走って、バルト9へ向かう。ただ"俺たちのエナジードリンク"レッドブルをコンビニに買わなくては。近くのローソンで購入。ふぅーこれで全力で打ちに行けるぜ。気分は映画戦士。その間にもイヤホンからは宇多丸師匠のハスリング。

汗をかきながらバルト9へとつづくエレベーターに乗る。隣にすごく金髪の人とかわいい女の子。あれ?このキンパどっかで見たことあるぞ。キンパが女の子としゃべっている。こ、この声、、、、吉田豪!!そして女の子の方もよく見る。(※言うまでもないが僕はボンクラ、普段は女子の顔をじっくり見るなんて危険は侵さない。)し、しまおさん!!カワエエエェ!!

9階バルト9に着き、握手を願い出る。お二人とも快くしてくれた。

ベジポテトLとコカコーラRを購入後、13階のシアターへ。先行発売の「タマフル THE MOVIE」を購入後、膀胱から命令が脳へ。時間がないので最速で放尿。シアターへ入場、少し遅れたから師匠の声が漏れ聞こえて来る。イヤホンから聞こえていた、あの声だ。僕は過去二回タマフル映画祭に足を運んでいる。それでもなお、いや、だからこそ興奮する。

興奮を隠しきれないまま、着席。後ろから二番目の列のど真ん中。なかなか良い席である。全体が見渡せる。

宇多さんがしまおさんの遅刻をいじっている。どうやら、トークに参加すると勘違いしているようだ。しかし僕はエレベーター内でしまおさんの吉田氏へのトークには参加しないという旨の発言を聞いている。なんだかうれしい。宇多さん間違ってるよ、今日はしまおさんは見に来ているだけないんだよ。と心の中でささやく。やっぱり、なんだかうれしい。

ホルダーにフード&ドリンクをセット、荷物を置き、上着を脱ぎ、汗を拭く。軽快なトークと絶妙な煽りの後に一本目の「マインドゲーム」が始まる。映画館体験の為に作品の情報は一切いれていない。

出だしで"これ俺着いてけないかも"と先制撃を食らう。しかしビジュアルアート映画かと思いきや、最後の10分で最高のカタルシスとメッセージを受け取る。とってもドラッギー。意識が変性しだす。

そして終了後、なんと湯浅政明監督が登場。ユーモアあふれるトークが繰り広げられ、あっという間に「カムイの剣」の開始時間に。宇多さん、上映時間が長いからトイレを薦めるが俺はすでに行っている、準備は万端だ。

二本目上映スタート。
長い、長いが楽しい。80年代アニメの暴風雨に投げ出されたようだ。会場も、とても良い雰囲気。みんなと一緒に笑う。途中にレッドブルを呑んだ為か、作品の為か、良い雰囲気の為か、長いがまったく苦にならない。エンドクレジットまで、もれなく楽しむ。

上映終了後のトークも楽しかった。そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、壇上の宇多丸さん、しまおさん、古川さんが去って行く。

終電に揺られ最寄駅へ。便意と空腹を同時に感じつつラーメン屋へ。排便後、夜食のにんにく多めのラーメンをかっ込む。イヤホンからは宇多さんの声がまだ聞こえる。

GalaxyS2のバッテリーが切れる。自転車で帰宅。

疲れているがまだ興奮が冷めていない手で玄関を開ける。とりあえずキャラメルを噛みながら風呂に入る。この時僕は、覚悟を決めた。"このテンションのまま「タマフル THE MOVIE」を見るぞ"と。


2.DVD「タマフル THE MOVIE」レビュー
タマフルthemovie
あらすじ:
67分に詰め込められたモキュメンタリー型ラジオディストピアムービー。
以下特報映像から引用
”タマフルに何かが起きている
 絶大な人気を誇るTBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル
 しかし、あるスタッフはこう語る
     「タマフルは もう 終わっている」
 スタッフが口々に語る番組終了の噂
 文房具メーカーと黒い交際をする構成作家
 見返りしか求めない番組アドバイザー
 恐怖政治を断行する学生プロレス出身のプロデューサー
 目玉企画シネマハスラーのカラクリ
 そして メインパーソナリティー宇多丸が隠し持つある 謎

 僕たちは あの頃のタマフルを取り戻せるのか”

感想:
良かった。本当に良かった。
映画として良いかどうか、客観的に3675円を払う価値があるのか。
そんなの僕には分からない。いや、たぶん、映画的にも客観的にも不細工で突っ込みどころは満載だろう。
だけど僕はこの作品が大好きだ。なぜなら今日、ラジオから聞こえる、ある種の作品・架空の世界と目の前の現実の世界が地続きであることを目の当たりにし、そんな番組を発信している彼らに非常に感情移入しきってしまっているから。
公平になんて観れませんよ。だって彼らが愛おしいんですもん。
たぶん今、この作品を世界で一番楽しく感じられるのは僕だと思う。この作品に、僕が、最適化されている。
ただタマフルを聞いてて、番組を作っている彼らを少しでも傍に感じているなら買い。amazonでなら2718円で買えるしね。

以下ネタバレ含む。(だけどネタバレしたからと言って楽しさが半減するような作品ではないと思う。)


ストーリーは67分と短いので特報映像のあらすじでほとんど。そして最後に最大の悪を倒して閉幕。ただ最後の倒し方がぶっ飛んでる。
この作品の僕が感じた最大の魅力は、ここまで腐ったタマフルの映像化を許容できるタマフルクルーの信頼関係が背景に見える点である。

最初のタマフルの特集コーナーの放送から始まる。いつもの宇多丸。しかし特集が何に違和感が。
そしてスタッフが口々に”タマフルはつまらなくなった”と。
カットはラジオ・オープントークへ。このトークが糞つまんない。どうした宇多丸、違和感が半端ない。俺の知ってるタマフルじゃない。不安が増す。
金について携帯に怒鳴るせのちん。なんだか怪しいマネージャー・荒井。やる気皆無のスタッフ。そして関係者のインタビューから分かるタマフルの腐敗。
そのクルーは腐敗の元凶をほのめかす。超絶金マン・超権利主義化した名誉P橋本である。
しかし、クルーお前等が腐ってることは事実だ。それを他人のせいにするほどの腐り。だが、なぜか真実味がある。
こんな、こんなタマフル見たくない、目を背けたい。それが後半まで続く。見たくないが見てしまう不思議。

そして中盤に明かされる宇多丸の真実。

声を出していないのである。
なななななにーーー!!とはならない。まぁそうだよね、予想はできました、ぐらい。
この謎?が作品のテンションを保つものではない。それ故に、すぐにネタ晴らし、精神疾患により宇多丸は声が出せず、トークは全て台本であり、代役として超高性能ボイスチェンジャーを使ったDさんの存在が示される。
悔しそうな宇多丸。憐れ、これほどに腐った・腐らしてしまった宇多丸、とても憐れ。

しかし一通のリスナーの手紙が、この現状に少しの改善を促す。
夏紀100%のアドリブによりDさんがリスナーの手紙を読む。それは番組への苦言と愛だった。
それを聞く俯き悔しそうな宇多丸。
そして必死に声を振り絞る。感動、感動である。「英国王のスピーチ」!!演技下手だけど!!

そして怒涛の橋本Pの暴力シーン!こいつ屑である!分かっていたが、完全に屑である!!殺すしかない!!殺すしかないのである!!

勿論、次は反撃シーン。クルーがそれぞれの得意分野(しまおさんだけはぶっ飛んだ設定)で橋本Pを懲らしめる!
そして、クルーの番組愛と奇跡により宇多丸は声を取り戻す!死ねーはしもとーー!!

フゥーーーー!!ジ・エンド!!


放送で何度も発言される宇多丸師匠の記号的演技。しかし、精神を患ってしまったら、宇多さんさえこんな感じになってしまうのじゃないかと、僕は好意をもって観ました。
古川さんも死にたいと発言していた演技。たしかに夏紀100%をハグするシーンはめっちゃ嘘くさい。しかし金マン・橋本Pが暴言を吐く企画会議シーンはものすごくいい。この作品の最も好きなシーンの一つ。橋本Pに恐怖して発言できないが、言いたい、少し訂正しようとする。すごく怖いシーン。僕これ体験したことある!!
僕は暴力的態度がものすごい怖い。実際の暴力より高圧的な態度がこわい。それを体現しているのが橋本P、暴力も振るうけど。橋本Pでの好きなシーン・「リアル・スティール」のジャンピングパンチばりのジャンピングエルボー(プロレス弱者なので技名はわかりません)。最高!超むかつく橋本Pだが、なぜか上がる!

そしてエンディングロール。NG集。ここが一番いい!ああ、やっぱり仲いいんだ、信頼し合ってるから、こんなムカつくシーンを撮れるんだ!!そして、今日の一連の出来事により、僕もその一員であるという錯覚により、いっそ感動するのである!!!
もう一度言う、整合性がない点や論理的じゃないところは多々どころじゃないほどある。だけど、俺はお前らが好きだー!!


(二回通して観ました。そろそろ寝ないと・・・)

大事なこと忘れてた。荒井麻里の谷間に欲情したっ!!
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