ちょw四ヶ月ぶりの更新ww
で「崖の上のポニョ」観てきました。
空いてるだろうと思って映画館いったら以外に親子ずれが結構いた。
映画観る前に情報を聞きたくなかったので、ネットで評判調べるのも我慢してました。
自分への情報規制のおかげでほとんど無知のまま映画を観ることができた。知ってたことは魚の女の子と人間の男の子の話であることと、所さんが声の痩せたおっさんが出てくることだけ。
観終わってすぐの感想は「楽しかった、十分満足」。だけどお腹いっっっぱいって感じは得られなかった。
しかし映画館に足を運ぶだけの価値がある映画だったし、予想以上に画が綺麗だった。
海は時には不安させられるほど恐ろしく、時には眼を奪われるほど澄んで美しくえがかれていた。それだけども見る価値はある。
とくに印象に残ったシーンは家からひまわり(老人ホーム)へ行く道の、船が上がると塞がって通れなくなる道。なんか少年心くすぐられた。もうひとつはポニョ母と宗助母がひっそりと会話してる場面。何を話したのかすごく気になる。(それにしてもリサはいい女、惚れちゃったw)
ただ映画のせいか、映画館のせいかわからないけど所々でぼやけて違和感(コマ数が少ないような)を感じるところがあった。なんだったんだろう?
内容は、とてもシンプルだけど見ごたえがある、といった感じ。宮崎アニメの中だったらダントツにシンプルだと思う(←理解力がないだけかもw)。
映画を通して感じたのは不条理感。あらゆる説明的な部分を故意に省いたようにも見えた。この不条理感は幼児向けの絵本とか吾妻ひでおのギャグマンガっぽくもある。
上で書いた「お腹いっぱい」感がないのは、このシンプルさのためでも不条理感のためでもなく、そういった作品でも宮崎駿だったらもっと「何か」をしてくれたんじゃないかという期待感からだと思う。
この「お腹いっぱい」感がないがない(空腹感ではなく)のを感じたから他の人はどうなんだろうとネットで批評を見ていた。特に面白い感想があったので↓
...この作品は、だいぶ「クトゥルー神話」を踏襲した創りになっており、そういう見方をするといろんなことに説明がつき、全然わからないことなんかなくなります。てゆか、さっき自分で「難しいこと考えるな」って言ってたのに。でも、どうしてもこの駄目脳ミソがそういう観かたをしてしまうのですテケリ・リ。...
『崖の上のポニョ』 クトゥルー神話
クトゥルフを少しでもかじってたる人ならクトゥルフっぽさを感じるだろうな、と思っていたのでナンだか感情が共有できた様で嬉しかった。
だけど
...だいたいそんな感じで、見た目の動きだけで十分楽しめる映画です。それだけじゃ「わからない」、「わからないからつまらない」と思う人は、たぶん他のジブリ映画どころか、ディズニーからチャップリンに至るまで、だいぶ広い範囲の映画作品を楽しめないんじゃないんかなあと思います。...
『崖の上のポニョ』 クトゥルー神話
は賛成できない。
映画である以上、観にきたヒトに分からなかったとしてもある程度納得させるようでないといい映画とは思えない。僕はそのある程度の「納得」は得られたけど、それが得られなかった人がいるのも分かる。
ネットの感想・批評を見ていて、「すごくいい」とか「酷い」とか極端な意見が出ていることに違和感を感じた。実際観た限りそんな極端な映画ではない。
最後に、五歳児向け映画だろうと、どんなにシンプルだろうと、もっと「何か」できたんじゃないか。と言葉で言い表せないような強い感情が沸いてきた。これも宮崎駿が偉大だからだろう。
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