…去る雲、おって(仮)…

DIY、感想文、日記。文章力上がったらいいなー。

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コミティア101感想

遅くなったがコミティア101の感想。
買ったすべての本の感想書いてから更新しようとしたけど、更に遅くなりそうなので一旦更新。
OUTCASTと方彷の呆,記憶/景色が独特すぎて言葉にできなくて困っている。
追記予定。



僕は作品を表するときよく、何々的、といってしまう。例えば大友的、宮崎的だったり。
この表現はベターじゃないなと思うんだけど使ってしまう。
たぶん語彙と表現力、作文能力が稚拙なためだろう。

と言い訳しておいてCOMITIA101の感想。

気づいたこと。僕にとってコミティアは自分を分析する場である。今何を好み何を求めているのか。大量かつ多様な個性が溢れんばかりに詰め込まれた東5・6ホールを汗をかきながら彷徨い、試読コーナーにぶちまけられた同人誌を漁り、興味があるものは目の端に写っていても手に取る、今必要なものは否が応にも出会うのだ。そんなことを感じた今回。

そんな中で興味があるものの分析は難しいが、苦手なものの傾向はわかった。それは、オシャレなもの、気取っているものガロっぽいもの、萌え萌えしているものである。こういうものは絵が好みでも、もしくはストーリーが面白そうでも無意識に敬遠していた。

あと思ったことがひとつ、アンソロジーは甘えであると。僕はあなたの本が読みたいのだ。故に個人で出して欲しい、たとえ少々価格が高くなっても。



購入した同人誌とその感想。計12冊。多分15k円ぐらいだったと思う。間違えてネット絵学を前のティアで買ったのに再び買うという愚行をしてしまった。

●サークル名/書籍名

【漫画】
●紅い牙別館/TUBB:桶の狭間で,クロスマスター3
20120926_095327.jpg
・TUBB:桶の狭間で/カサハラテツロー作(http://www.rideback.jp/
糞面白い。宇宙本”「最新」宇宙探査がよくわかる”(未購入)で氏がデザインしたパワードスーツのアクション漫画。
マジで(ペース的欲求から)商業誌で書いて欲しい。氏の作品群の中でベスト級に好み。
キャラがいい。登場人物が全員が造形的にも性格的にもキャラ立ちしてて気持ちがいい。特にノヒメさんがエロ可愛い。とくにエロシーンないんだけど氏の描く女性はそこはかとなくエロい。
メカがカッコイイ。パワードスーツから武器、自転車までカサハラテツローイズムが行き届いている。つまり架空のメカながら動き方が見て取れる造形、それが気持ちがいい。
出てくる進化した昆虫はどう見ても恐竜。
いい物語の十分条件の一つとしてとして、世界観に描かれているもの以上の広がりを感じる、があると思うがその体現。各キャラの背景、モンスターがどうして発生したのか、メカの出自、そしてこれから描かれるだろうエピソード。それら描かれてないものに思いがはせる良作。ほぼ一人称独白形式で描かれているが、わざとらしくなく、それ故感情移入しやすい。
そして同人だからなのか、一話でちゃんとカタルシスを得られるのも親指が立つ。
早く次を読みたい。
500円。

・クロスマスター3/カサハラタクゾー作(http://www.kshr.net/takuzo/index.html
モンハン風漫画完結編。ストーリーはド王道の少年漫画でコロコロに載ってる感じ。
しかし、しっかりと伏線張り回収と丁寧なストーリーづくりでぐいぐい読ませる。
メカはあまり好みじゃないが、モンスターがカッコイイ。
早く次回作が読みたい。
500円。

●panpanya/方彷の呆,記憶/景色
20120926_095252.jpg
http://www.panpanya.com
二冊とも忘れられた場所がテーマの漫画。つげ義春ばりに書き込まれた背景とさらっと書かれたようなポップで可愛いキャラが対照的で素敵。背景がパース崩壊してて不安になり、ストーリーの不思議さとマッチしてて気持ちいい。
セリフが全部口ずさみたくなるほどキャッチー。
グアバ、グアバ、グーアーバー。
いくらか忘れた。グアバは100円。

●1.5人組/1.5人組,1.5人組2
20120926_095458.jpg
1.5人組は2つの短編からなる。高校生の機微を書いたものと、ニートを書いたもの。正直よくわからないが、つまらなくわない。
1.5人組2は友達のいない高校生男子を描いた恋愛もの。すごく刺さった。この前見た映画「桐島、部活やめるってよ」に通じる何かを感じた。面白いってか刺さるとしか表現できない。
主人公の言葉が殆ど無いんだが、三回ほど読んでからそのことに気づいた。なくても十分感情移入できたから気づかなかったのだろう。それにないことでリアリティを感じる。
いくらか忘れた。

●----(ヨコヨコヨコ)/G
20120926_095357.jpg
http://tansoweb.2-d.jp/
でっかいゴキと戦う話。4P。
松本次郎っぽい絵柄で好き。絵は雑だけどそれでもわかりやすいのでスゴイなぁと。さらっと書いたキャラのシルエットが素敵。もっと長い話を読みたい。
確か300円ぐらいだった。

●有弦素量域/ギザ歯ムスメのブルース
20120926_095423.jpg
http://www.pixiv.net/member.php?id=10275
僕の言うオシャレっぽい絵。だけど買わなかった程苦手なオシャレなものとはなにかが違う。何かはわからないけど。
なんて言うか鼻につかない感じ。
女の子がシャーペンをガジガジやるシーンが可愛いくてステキ。

●チャモミール/放浪娘
20120926_095431.jpg
http://kumaigoro.web.fc2.com/
百合ギャグマンガ。
絵柄が好み。可愛いけど萌え萌えしてなくてすっきりした描線。
ギャグを腹抱える系ではないけど、ニヤっとしちゃう笑いでグッド。サブキャラの男の子の馬鹿っぽさも笑える。
値段忘れた。

●小田ひで次の御遊戯/小田ひで次個人誌版 御遊戯,御遊戯2
20120926_095307.jpg
http://www.odahideji.com/
言わずもがなの小田ひで次作品。今まで見落としていたのが悔やまれる。
直筆のコマのセリフの文字も世界観とマッチしてて単行本も全部直筆で読みたい。
700円と800円。


【イラスト】
●NEDLOG/NEDLOG Deadshot Daiquiri is BACK!!
20120926_095409.jpg
http://www.pixiv.net/member.php?id=513424
コラージュと3DCGでで描いたメカ本。シルエットもカッコイイし細部もゴチャゴチャしてて好み。ページ数が少ない、もっと見たい。10P。
いくらか忘れた。

●PLASTIC CHAMBER/OUTCAST特装版
20120926_095508.jpg
plasticchamber.xxxxxxxx.jp/
模型写真集。特装版は中で出てくる模型のガレキ付き。2000円。激安。
ゲルシさんの文がイカす。



総括
前回はイラスト本が多かったが興味が漫画に移った。
僕の好みは、SD的な可愛いもの、因果が見えるメカ、説明不可な刺さるもの、であるらしい。
今回買ったものは全部当たりで良かった。というか好みでないものは買っていない。超偏食的。
次回も上記サークルはマストで購入決定。
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映画「おおかみこどもの雨と雪」感想-俺が怒れる一つの理由-

タマフルに送ろうとしないと感想書かないな。以下ほぼタマフルに送った感想。


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僕は細田監督作品の『時をかける少女』『サマーウォーズ』はベスト級ではないが楽しみながら見れた。それぐらいの思い入れだった、今までは。

宇多丸さん曰く「"現実に存在しない問題を問題化して悩む"ことはつまらない」らしい。
しかし、より重大な欺瞞は"現実にある問題の提起"に対して"現実にない問題解決"することだ。
僕はこれに対して怒りを覚え、不誠実さを感じる。
この問題に比べれば他の変なバランス、展開はさほど重大ではない。

映画を観終わっての最初の感想は"そこまで騒ぐほどではない映画"だった。
しかし、思考を深めていくと"そこまで騒ぐほどではない映画"ではないどころが、突出した不快感を感じる映画だと気付いた。

僕はこの映画の主題を"社会に承認されない不安を持つ子供"の物語と観た。
この"不安を持つ子供"を二つのスタンスで描いている。つまり"自己否定する子供"雪と"社会否定する子供"雨である。
二人に共通して言えることはプレ社会である小学校進学にあたり、スタンスが逆転していることである。小学校以前は、雨はおおかみである自己に肯定的であり、雨は否定的である。
これが小学校進学とともに、雪は否定的に、雨は肯定的になる。
この心理変化は僕の経験からも腑に落ちる。
子供時代が自己肯定と幸福がともにあり、その反動によってあるタイミングで強い自己否定になる。
僕はこのタイプであった。また逆も然りのなのであろう。

まず、雪について言及する。
雪はその自己否定する苦痛から何によって解放されるたのか。それは他者、社会(草平)からの承認を感じることであった。これも腑に落ちる。
ただ難を言えば、その解放が突発的すぎることである。もっと段階的に解放される方がより現実に即している。しかしこれは大した問題ではない。

つぎに、雨について言及する。
僕が怒りを覚える理由は彼の描写に尽きる。
雨は小学校になじめず、不登校気味になり、そして子供時代の社会の体現である小学校に否定的になる。
そして、非人間社会である森に自分の居場所を見つける。
このプロセスはわかる。
僕も中学校になじめず不登校がちになり、学校外部のスポーツジムに入り浸っていた。
しかし、ここからが決定的に現実とは違う、実在しえない問題解決で僕が不快に感じる部分である。
プレ社会である小学校からの(否定的な意味を含まない)逃避は実在しうるし、それは苦痛からの解放を与えてくれる。
しかし、その場所は一時的な場所であり、やはりまたプレ社会なのである。
いつかは自分を完全には承認してくれない社会に出ないといけないのである。
つまり、一時的な逃避にはなりえるが、根本的な解決には至らない。
しかしここでは森は、ただの非人間社会として映画の道具的に漠然としか描かれていない。
そもそも狼は群れを成す社会性の高い動物である。
そこには小学校同様にあらゆる問題があるはずだ。
雨が師匠に必死についていく描写は短く描かれるが、これは単なるエクスキューズにもならない程度である。
描くならもっと厳しい通過儀礼を描かないとならない。
日本では狼は絶滅してしまった。それなのに社会の問題の解決策としてそれを提示している。
これはそもそも日本における狼という設定が問題提起に対して失敗していると感じる。
この問題解決がこの作品の唯一にして最大の病理なのだ。
重大な社会的問題がハリー・ポッターなどの今流行りの、いつ能力を発現するか映画に似た問題に矮小化されている。
これはここではないどこかを求め、誰しもが天職があるといった妄想にも似ている。
現実の社会は緩やかに変化する連続体である。
劇中の"森"のような絶対的に自己を受け入れてくれる社会など存在しない。
それは幼児的幼稚な妄想であり、いわゆるBOL(ブスオーエル)映画にも似た気持ち悪さを感じる。

では誰に対して不誠実か。
それは"社会に不適合だと自己否定する人"全員にである。
ある程度の歳の方だったら、多かれ少なかれこういった悩みを経たんではなかろうか。
僕は比喩でなく死ぬほど悩んだ。そして、その解決にも長い時間がかかった。
監督は、"社会に不適合だという自己認識"の人に取材したのか。
したのなら彼らにこの解決法を本気で提示しているのか。
取材していないのならもっと問題でより不誠実だ。

この作品が感想が肯定否定と別れる要因は、人生観だろう。
この作品に上記のような不快感を感じない人は、対して悩まず対して起伏のない人生だったんだろうと思う。
それがいいか悪いかは別として。

実在の問題に、実在しうる解決法を提示する、つまり真面目に向き合う覚悟がないのなら最初から問題提起をするべきではなく、動きに裏打ちされたキャラの実在感といういわゆる純アニメ的快感を目指す娯楽作として振り切るべきである。
僕はこのような歪んだ思想がこもっている作品は、悩みを強化するようにしか機能しないため、過去の悩んでいた時期の自分には見せたくない。
宮崎駿や押井守は問題提起もするし実在する解決法を提示する。
しかし万人には受け入れないだろうがその方がよっぽど誠実であるし、それゆえに作品を見た後に思索をおのずと深める。
しかしこの作品は、シネマハスラーがなかったらここまで思索を掘り下げていなかったので、作品としてある程度そのもので完結するべき映画としも十分でない。
ゆえに細田守はポスト宮崎駿にはなりえない。

まとめると、細田監督には問題提起する映画よりも純アニメ的快感に振り切った映画を作ることがオススメです。
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感想書いてるとつい感情的になってしまう。SR3のときと同じように。
バリバリ否定的文章だけど、書き終わってみると、ほかの人がどう思うかわからんけど、僕の人生には特に何も影響しない映画なってのが正直な感想。たぶん能動的に再考することも、再見することはないだろう。

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